おおむぎ工房こぼれ話「麦秋の大麦畑」
2024/06/01
「麦秋(ばくしゅう)の大麦畑」
いよいよ麦秋の季節です。
地平線に黄金色の大海原が現れます。
大麦は一般的には流通していないため、25年以上前から契約栽培で大麦を栽培してきております。
農家のみなさんの悩みは後継者不在と高齢化に伴う耕作放棄地(こうさくほうきち)※ の拡大です。
この問題の解決のお手伝いをしたく「大麦畑のオーナー制度」をつくり、みなさんにご協力のお声がけをして、我が社の社員で耕作放棄地を大麦畑に再生する事業をはじめました。
7年が経ち、ジャングルのようだった耕作放棄地も今では黄金色の大麦畑によみがえりました。
五月十日から五日に分けて、全国4000名以上のオーナー様にお声がけして、この黄金色の大麦畑をご案内いたしました。
みなさん、その美しさに感動されていました。
そしていよいよ収穫です。
この大麦でお菓子作りができる喜びを広大な麦畑を見ながらかみしめております。
今年も豊作です。
㈱大麦工房ロア 代表取締役 浅沼 誠司
※耕作放棄地(こうさくほうきち)とは、農家の高齢化や相続による分割で耕されなくなった農地のことで、全国に埼玉県2県分もの面積があります。私たちの地元足利市でも43haあり、今までに約4haを大麦で農地に再生しました。