おおむぎ工房こぼれ話「夏の大麦畑」
2024/08/01
「夏の大麦畑」
5月下旬に収穫を終えた大麦畑は、夏になると一面の水田となります。
夏は米、冬は麦、ここ栃木県足利市は日本でも有数の二毛作地帯です。
江戸時代、「下野 しもつけ (今の栃木県)の嫁はよく働く!」
と言われたそうですが、そのいわれはこの二毛作にあるようです。
10月に米を収穫、そして11月に大麦の種をまきます。
収穫した米は社員や取引先の皆様、地域の皆様にお配りします。
また、社員食堂ではもちろんここで収穫した米と大麦の麦ごはんです。
全て自社栽培です。
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地球温暖化やロシアの戦争などで、食糧不足の懸念がいわれていますが、
私たちが取り組んでいる耕作放棄地 こうさくほうきち ※ 再生事業と
この二毛作は、その解決策のひとつだと思っています。
私たちの経営理念は「大麦は地球を救う」です。
大麦をもっと普及させることで、幸せな世の中の実現の
一助になればと願っています。
㈱大麦工房ロア 代表取締役 浅沼 誠司
※耕作放棄地とは、農家の高齢化や相続による分割で耕されなくなった農地のことで、全国に埼玉県2県分もの面積があります。私たちの地元足利市でも43haあり、今までに約4haを大麦で農地に再生しました。