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おおむぎ工房こぼれ話「大麦の種まき」

2024/12/01

「大麦の種まき」

今年も年に一度の大麦の種まきの季節になりました。

足利市内の契約農家のみなさんと私たちの自社農場(耕作放棄地こうさくほうきち※を大麦で再生しています)で一斉に種まきをします。

大麦は11月に種をまき、6月に収穫します。6月の収穫後は稲作という二毛作です。
お米は10月中旬に収穫。収穫したお米は、社員や取引先の皆さんにお配りしています。

11月にまいた大麦の種は、12月初旬には小さな小さな芽を出します。
私が一番感動するのがこの芽が出た瞬間です。一粒の種から緑色の小さな芽が土の中から顔を出します。生命力の不思議を感じます。

自社農場で収穫したお米 12月に寒い中元気に大麦の芽が出ます
↑自社農場で収穫したお米と、12月に寒い中元気に芽を出す大麦

今、世界は戦争や地球温暖化など様々な不安がありますが、これはすべて私たち人間のせい。
そんなことおかまいなしに自然の力は私たちに生命いのちを与えてくださいます。
この小さな大麦の芽を見ていると大地の力、自然の偉大さを感じずにはいられません。

私たちの経営理念は、「大麦は地球を救う」です。

耕作放棄地や東日本大震災の津波で流された農地を大麦で再生し、大麦のお菓子をつくりつづけることを通して、これからも自然の賜物たまもの・大麦の力をもっともっと、たくさんのお客様にお伝えしていく「使命」を、この種まきの日に、再確認した一日でした。

東松島と足利の農地再生

㈱大麦工房ロア 代表取締役 浅沼 誠司


※耕作放棄地とは、農家の高齢化や相続による分割で耕されなくなった農地のことで、全国に埼玉県2県分もの面積があります。私たちの地元足利市でも43haあり、今までに約4haを大麦で農地に再生しました。

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