大麦工房ロアで使用している二条大麦について
2019/10/29
大麦工房ロアは、世界で唯一の大麦専門店で、様々な大麦を使用したお菓子、食品を皆様にお届けしていますが、実は地元で生産された二条大麦という品種のみを使用しています。
二条大麦という大麦の品種について
日本で生産される大麦の品種には、二条大麦、六条大麦、ハダカムギなどがあります。
中でも二条大麦は、主にビールの醸造に使われるため、別名ビール麦とも呼ばれます。
二条大麦と六条大麦とでは、穂についている実の列数が異なり、その実の大きさも異なります。二条大麦の穂を上から見ると、二列になっており、六条大麦などに比べその実の大きさが大きいのがわかります。
国内で二条大麦の生産量日本一を誇るのは、栃木県足利市。
そう、大麦工房ロアの地元で作られた二条大麦でした。
大麦の品種へのこだわり
大麦工房ロアでは、地元足利市の契約農家の方々によって育て上げられた二条大麦を使用しています。
この二条大麦は、地元足利市で国内生産一位を誇る大麦であり、もともと大麦を使ったお菓子作りを始めたときには、その殆どがビールの醸造に使われていました。
そのため、お菓子を作るために必要な「麦こがし」(大麦を精麦し、焙煎、粉砕して粉にしたもの)は、六条大麦という他の品種を使うことが主流で、このとき二条大麦の「麦こがし」は存在しておらず、はじめは様々な産地の大麦がブレンドされた「麦こがし」を使用していました。
ですが、せっかくの日本一を誇る地元の大麦をどうしても使いたいと考えた大麦工房ロア代表が、以前より苺の卸をお願いしていた長谷川農場さんに相談し、二条大麦を分けてもらい、二条大麦の「麦こがし」を作るところからはじめました。これがきっかけで、今でも二条大麦が使われています。
大麦は美味しいだけでなく体にもやさしい素材です。この魅力のつまった二条大麦をアピールし地元に貢献するためにも、これからも二条大麦を使ったたくさんのお菓子を皆様にお届けします。