2月の風物詩と旬の花
2024/02/01
2月の風物詩「節分鎧年越 せつぶんよろいとしこし」
足利に春を呼ぶ伝統行事「鎧年越」は、毎年2月3日の節分の夜に行われ、坂東武者ばんどうむしゃに扮する市民など約200人の行列が、勇壮にまちなかを練り歩きます。
足利氏宅跡の鑁阿寺ばんなじに到着すると、主将である市長が願文を奉読し、足利氏代々の供養と市の繁栄を願います。その後、本堂回廊にて武者が追儺式ついなしき(豆まき)を行います。それが終わると本堂の裏で凱旋の陣を行い、「エイ、エイ、オー」と勝どきを上げます。
「鎧年越」は、約750年前の鎌倉時代中期、足利義兼あしかがよしかねの孫・奏氏やすうじ(源姓足利氏4代目)が一族の結束と勢力を誇示する為、坂東武者500騎を鑁阿寺南大門に勢揃いさせたという故事にちなんだ、古式ゆかしい行事です。
写真提供:一般社団法人 足利市観光協会 様
旬の花『スノードロップ』
スノードロップの花言葉
「希望」「慰め」
和名は待雪草(マツユキソウ)。
冬の終わりから春先(2月~3月ごろ)にかけて花を咲かせるスノードロップは、春を告げる花として知られます。日射しに春のきざしを感じるころ、ひとつの茎にひとつずつ、釣鐘形の白い花をうつむくように下向きに咲かせます。夜になるとその花を閉じ、日中に吸収したあたたかい空気を溜め込みます。
花言葉の「希望」「慰め」は、天使がアダムとイヴを慰めるため、舞い落ちる雪をスノードロップに変えたという言い伝えに由来するといわれます。
2月の大麦畑の様子
撮影地:おおむぎ工房 契約栽培農場