12月の風物詩と旬の花
2024/12/01
12月の風物詩「悪口(あくたい)まつり」
写真提供:一般社団法人足利市観光協会様
京都の鞍馬山、奈良の信貴山と並び日本三大毘沙門天のひとつ、「大岩山毘沙門天」では、大晦日から元日にかけて、恒例の「悪口(あくたい)まつり」が開催されます。
このまつりは、一年間積もった厄を落とし、うっぷんを発散することで、すがすがしい気分で新年を迎えようという江戸時代から伝わるもので、日本奇祭の一つとして有名です。
大晦日の晩から元旦の未明にかけて、修験者の法螺貝の音に先導され、星空を仰ぎ「バカやろう」などと大声を掛け合いながら山頂の本堂を目指します。
当日は大きな声を競う「悪口大声コンクール(参加無料)」も開催されます。「悪口まつり」が終わると、「滝流しの式」が行われます。
旬の花『シクラメン』
シクラメンの花言葉
「はにかみ」「憧れ」「内気」
シクラメンの名前は、ギリシア語のキクロス(kiklos:らせん・円)に由来し、受粉すると花茎がくるくるとらせん状に巻く姿にちなみます。(丸い球根の姿に由来するという説もあります)
和名のブタノマンジュウ(豚の饅頭)は球根の形から、別名のカガリビバナ(篝火花)は花の姿に由来します。
近年、八重咲きや芳香性のもの、ミニシクラメンや寒さに強いガーデンシクラメンなどが開発され、様々な楽しみ方が広がっています。
花言葉の「はにかみ」や「内気」は下向きに咲く花の様子からつけられたと言われています。